通常、ピアノの中高音部には1音につき3本の弦が張られますが、
ブリュートナーの高音部には1音につき4本の弦が張られています。(左図参照)
これは1872年に特許を得たアリコート方式と呼ばれるもので、
4本のうち1本は共鳴弦としての役割をもち、ロマンティックトーン
と呼ばれる独特のあたたかみのある響きを演出しています。